
波乱万丈の人生を送ったナポレオン・ボナパルトには、数々の格言や逸話があります。
「吾輩の辞書に不可能という文字はない」というフレーズは有名ですね。
その他にも、ナポレオンは3時間しか寝なかったというようなエピソードもありますが、果たしてその真偽はどうなのでしょう。英雄と言えるような人物になると、格言や逸話についても尾ひれがついてしまうのはやむを得ないでしょうけれども……。
さて、波乱万丈の人生を送ったナポレオンですが、死の間際に遺書を残していたそうです。
その内容のひとつは、キリスト教を信仰していることの告白でした。
クリスチャンであることを大きな声で告白できなかった後悔や無念――そういうものがあったのでしょうか。
日本人として生きていると、あまり信仰心について考えることが日常の中にないため、正直その心情は計り知れません。ですが、ナポレオンが生きていた当時、科学も文明もまだまだだった頃に、いかに宗教が拠り所になってい方を想像してみると、こういった遺書が遺されるというのも考えさせられる話です。