
無敵の剣豪として様々な物語のモチーフにもなっている宮本武蔵。
そんな彼は、遺言で自分の埋葬方法を伝えていたそうです。
甲冑を着せ、立ったままで埋葬されるのを望んでいたとか。
さすが宮本武蔵というべきか、とてもユニークですね。
この宮本武蔵の遺言ですが、現代の人がこのような遺言を書いたとしたら、どのような扱いになるでしょうか。
実は、現在の遺言では、自分の葬儀や埋葬方法について記したとしても、遺言書が発見される前に葬儀・埋葬が行われてしまった、ということも少なくないようです。
宮本武蔵は現代まで逸話として遺言の内容が伝わっているわけですから、しっかり遺言を伝える相手が存在したということでしょう。
しかし、そういった相手がいるというのは、決して当たり前のことではありません。そういう意味では、宮本武蔵は単に剣豪としてだけでなく、人として後世に名を遺しているのだと思います。